NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」

2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は毎回なかなか見応えのある内容です。過去の大河ドラマでは「女性主人公は当たらない」というジンクスがあるそうですが、今回の作品は決して「外れ」ではなく、むしろ悪くない方の中身だと思います。
視聴率は確かに前年の「真田丸」より若干低めのようですが、十分に大河ファンを満足させる出来栄えだといえるのではないでしょうか。

大河のファンは基本的に歴史好きですから、ストーリーは原則として「史実に則している」、あるいは「学説を反映している」ことが評価を得る必要条件だと思います。その点で、前作の真田丸と同様「おんな城主 直虎」も、築山殿事件や今川氏真の生涯、「男色」が疑われた徳川家康と井伊直政の関係など、主だった歴史的出来事の描き方で新学説などを丁寧にトレースしています。その上で、女性脚本家ならではの女性キャストの生き生きした活写が印象的です。南渓和尚、小野政次、井伊万千代ら濃い男性キャラの存在感も、大変スパイスが効いていてとても良いと思います。
日本国内のテレビドラマでは最も予算が潤沢といわれるだけあって、セットや衣装もオリジナルで非常に凝っており、これも見所の一つと言えるでしょう。まもなく終了してしまいますが、今から最終回が楽しみです。

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